東京公演ご報告☆「2場と3場の間」編

こんばんは~☆団員のりこです~。

亜由美が書いてくれた「2場編」いかがでしたか~?
役者も変わり内容も変わり、台本も本番ギリギリまで変わったシーンです。ですが、なんと

衣装はかわってないww

郡山・福岡と、キムラを演じたいわっちと、成田さんのサイズがほぼ同じ!!
おかげで、衣装は大きく変化せず、衣装係の亜由美の負担が少し減った・・・・・・しかし!あとから分かってきますが・・・
キムラさんは、登場人物のなかで一番衣装が奇抜で枚数(?)も多い!

成田カイリさん、着こなしてくださってありがとうございます。



というわけで、「2場と3場の間」編という、なんとも中途半端なこの回!

前回、2場の最後に、地震があり、キムラとトモミが不思議な世界に飛ばされました・・・・・・。

そこに、1場の3兄妹もどうやら合流。
「銀、どこ!?」
「お姉ちゃん!」
「マリ、エミリ!」

そして真っ赤な閃光。


(撮影・原節子)

キ―――ン

と、また耳鳴りのような音。

すると、全員の動きが止まり、ラッキードラゴンが投影されます。


(撮影・原節子)

そして、音声が流れます。

ベン(声) 第5福竜丸の事件は1954年3月11日の小さなラジオ局の小さなニュースで知った。

マリ(声) 大きな新聞は報道しなかったのですね。

ベン(声) そうだったと思う。
      だが僕は一つの情報として日本という小さな国の小さなマグロ漁船、第5福竜丸がビキニ諸島の近くでアメリカの行った水爆実験に巻き込まれたことを知った。ただのニュースとして。

(英語の音声)
      An unassuming fishing boat Daigo Fukuryu Maru (Lucky Dragon No 5) and its inexperienced crew got too close for comfort to a nuclear test conducted by the U.S near Bikini Island.
     This was just small news.




そしてまた、


キ――――ン

という耳鳴りのような音・・・・・・




「2場と3場の間」編、以上です!!

ここからどうなるのか・・・・・・?

そして、次はもちろん「3場」なのですが・・・・・・恐ろしいことに気付いたのりこです。

このお芝居、3場が45ページ続く・・・!

ちなみに、今までで20ページほどです(笑)

というわけで、「3場編」は長すぎるので、短く分けて読みやすく行こうと思いますface02


さきほど団長しげさんに

「2場と3場の間編って、お前らタイトルつけるの下手すぎるだろ!」

と言われたのですが(笑)

これからは恐らく、内容を読まないと「なんのこっちゃ?」なタイトルが続くと思われますface07

よろしくお付き合いくださいicon06


さて、次は、「3場・ベンの追憶」編です。

お楽しみに☆

団員のりこでしたうさぎ
  

2014年09月29日 Posted by ユニラビ at 19:28Comments(0)お芝居(演劇)

東京公演ご報告☆二場・2014年8月編

どーもー(^^)/ ユニラビ団員あゆみデース

今回は、またもやガラリと雰囲気が変わりました、東京公演の二場編を
トモミ役でしたあゆみがご紹介いたしまーす☆

セリフが変わったとか演出が変わったとか、そんなんいっぱいありますが。。。

あれれ!
福岡の時と黄色いセーターの人違う!!!!( ゚Д゚)


そーなんです!
東京公演からは成田浬さんがキムラさん役を演じることになったんです!icon12

プロの役者さんのオーラはすごいのなんのって( ゚Д゚)

緊張!
といっても悪い緊張ではなくって、いい刺激をたくさん受け取りながら
トモミも少し成長できたかなって思いますicon12





さてさて、ストーリーへと移りましょう(^^)/icon06

暗転の中、上手・下手よりそれぞれにすごい勢いで現れたのは

大都会テレビ特別取材チームの
プロデューサー・キムラと、新人レポーター・トモミです!
帰宅困難区域(元警戒区域)に、ガタガタ道などの危険をなんとかかいくぐって突入します!



(撮影・原節子)


ふはー!!!
ドキドキした( ;∀;)

そんなアクシデントはなんのその!キムラは大満足です!
「とにかくぼさっとしてないでムービー回せ!」

ついにきた!本日の目的!!
と思ったら、え!?入域の許可とってない!!??

トモミは必死に
「なに軽くおっしゃってるんですか!捕まったら大変な―」

「いいから回せ!カメラ回せ!!」



(撮影・原節子)


そうだ、私たちはここへ入ったんだ。警戒区域に。
中途半端な気持ちで撮影なんてできないんだ。
覚悟を決めて、トモミは前を向き、ビデオカメラを回し始めます。




って、あ!!!!!

「ストップストップストップ――――っ!!!!」






ききーーー!!急ブレーキ!!!


だってだって!!!
「ほら、あちらにパトカー!」
「お前目がいいな」


そう、トモミはアフリカの人並みに目がいいんですface02エッヘン!

「神奈川でしたね」   「ん?」

「神奈川県警!さっきのパトカーのことです」



キムラはタバコを吸い始めました…  うっ!車内に煙が~~~face08
でも、窓は開けられないのです。だってここは警戒区域。煙くても我慢ガマン。

それにしても、神奈川県警の前には北海道警、熊本県警、それに愛知県警!!!



(撮影・原節子)


「みなさん、放射能にもめげず頑張ってますね。」
「どうやったらめげられるんだ」
「え?」


考えるトモミ・・・

そして二人がこれから向かうのは、海。

「なんだ、怖いのか」  「いいえ、そんなことありません」

強がるトモミにキムラは

「おれは、怖いぞ」


キムラさんがそんなこというなんて…あのキムラさんが…?


キムラ、前を向き
「撮影再開。移動するぞ。」

「・・・ええ、現在時刻2014年8月9日午前11時02分。
 かつて長崎に原子力爆弾が投下された時間だ。」


そう。偶然か必然か、今日は8月9日なのです。
あれ、でもでも・・・
02分じゃないですよ、キムラさん!今07分ですよーーーー!!

「報道は正確に!」
「あのね、この11時02分って時間が大事なの。」

するどくトモミ
「やらせ、ですね」


でも、トモミは知っている。キムラがやらせ番組を作るような人じゃないってことは。
ずっと見てきたから。

「キムラさん、トモミは尊敬してるんです。キムラさんは水素爆発があってすぐ
 社内規定を破ってまで現地に入ったんですものね。
 あたし、キムラさんが関わったこの」年間のVTRほとんどチェック済みです。」


「でも、ほんとなんですか?あの伝説。」

「伝説??」




(撮影・原節子)


ここからトモミはキムラが報道部長の反対を押し切って3年前福島へ取材に飛んだエピソードを暴露しちゃいますicon12
戸惑うキムラがツッコむすきまを与えずテンションアップ!!!icon14icon14

トモミにやにや楽しそう!(笑)






って窓の外!!アレは!!!

「あ! べごっこ!! あんなとろに牛の親子が!!」



(撮影・原節子)


「取り残されて、それでも生き抜こうとしてる。ところでさっきなんて言った?」

・・・・・・ん?
隣でなんかごにょごにょ言ってごまかすトモミ。(あやしい・・・)


「・・・まあいいや。報道されているのは犬猫や牛だけどな。ダチョウもいた。」
「ダチョウって、あのダチョウ!?」
「ダチョウはダチョウだちょう。」


・・・・・
・・・・・・・・・・ん?


   って   あ!でこぼこマンホール!!!



うあああ~びっくりしたー!!( ;∀;)
3年たった今でも地震で隆起したままなんですねー。この辺ひどかったんだな・・・

・・・・じゃなくって!!さっきの・・・・・・・・???('ω')

「・・・あの、笑うところでしょうか。」
「笑っちゃいけないことのひとつだ。かつてこの辺りにはダチョウを専門に飼育してる牧場があってな。」

そんな資料もあったかも・・・
犠牲になったのは人間だけじゃないんだな。
キムラのギャグセンスはさておき、トモミはキムラが作ったVTRを見てから心にあった、ずっと話したかったことを切りだします。

「3年前の3月12日、双葉厚生病院に取材に入ったって。
最初の水素爆発の日、2キロ離れたフクイチから爆発音が聞こえて。牡丹雪のように白い降下物が降り注いだ。
そしてそれは避難しようとしていた入院患者さんたちにも、キムラさんにも区別なく降りかかった」


「お前少し黙ってろ」

    ・・・むっ。(-_-)

「あっ!ダチョウ!」
「えっ?」


(撮影・原節子)

「うそです。」
「いるわけねえだろ。もうダチョウはいねえよ。少し黙ってろっていったばかりだ。」
「はい!少しは我慢しました。」
「もう少し我慢しろ。我慢してこの景色を目に焼き付けておけ。」

キムラは語り始めます。
「この人の温度が消えた街の景色はお前にはどう見えるんだ。
これはな映画のセットじゃないんだ。ここのはかつて人の営みがあったんだ。わかれ、感じろ。
明日は双葉町の人たちへのインタビューをお前がするんだ。共感を、ていってもちゃんと共感して取材するなんてことはできないけれど、少しでも感じて、少しでも同じ目線に立って取材するんだ。それが無理してここの来た理由だ。わかったらしっかり見ろ。」


「見たくありません」
わかってる。やらなくちゃって。
それでも出来ないと思うこともある。


そんなトモミを気づかうキムラ
「・・・こんなこと言ってるけど、俺だって何もわかっちゃいねえんだ・・・。わかりたい。わからなくっちゃって思っているんだけどな。」


(撮影・原節子)



ダチョウも人間もいなくなった。温度が消えたままの街。
もう4年目? ・・・まだ、4年目?

見ないふりなんてできない。何のためにここにいるんだ。このままでたまるか。
「わかりました。見ます。もう一度向き合う努力を致します。
ダチョウ、野生化してたらいいのよ!!野生のダチョウだちょう!って」


尊敬するキムラさんのギャグだって、つかいこなしちゃうもんね!(^_-)-☆
とかいってたら、キムラさんから線量計確認の指示!
はいはい。えーっと・・・
「10μSv(10マイクロシーベルト)です。」

「まだ下がってねえじゃねえかよ!お前連れてきて失敗だったよ。」

 (*_*; !!!っちょ!頑張ろうって思ったとこだったのに!一生懸命取材しますから~~~( ;∀;)

「違うって。お前が女の子だって忘れてたってことだ」

ええ!!!ちょちょちょ!キムラさん!!!???(◎_◎;)どきどきどきど

「違う、違う。誤解すんな」
「なんだべ、も~!びっくらこいだぁ。」
・・・・・・・あれあれ?言葉遣いへんだって?
んなわけないですよ!なんたってトモミは生まれも育ちもトーキョーのチキジョージ!!
子供のころはよくイノアタマ公園で遊んだんです!!もう笑うのやめてよキムラさん!!

って、あ!

「海だ!あんなに離れてるのにはっきり海が見える。・・・え?でも・・・」
「見えるようになっちまったんだよ。みんな流されちまったんだよ。ほら、漁船だ。もうだいぶ片付いてはいるけどな。」


(撮影・原節子)

「降りていいですか?」  「だめだ。」
「大丈夫です!これから取材する造り酒屋のマリさんは何度も入ってるんですよね」
「彼女とお前とは違う」

む(-_-)なにが違うっていうの?
ドアを開けるトモミ

「違うんだ!風景が、背中に背負ってる風景が違うんだ!」
「それはだれだって違います!!」


結局キムラも車から外へ。ふたりともマスクの着用を忘れずに。
ここでの正装って、造り酒屋のマリさんも言っていたそうです。


海辺には、猫の親子が。でも、少し様子が違うような・・・
だって、ものすごいジャンプ!!


(撮影・原節子)


「あれは俺たちが知っている猫じゃない。かつては猫だった生き物だ。
ほら、子猫はあの辺だ。そして親猫は自分に注意を引きつけるように、子猫とは反対方向に目立つように逃げた。
野生そのものだよ。でも、ちゃんと生きてる。
ああして命の輪が途切れないように純粋に生きてる。」


―――純粋に生きている・・・風景・・・。



静かに聞こえる海鳴り・・・
そして、地鳴り・・・!?

「車に戻れ!!!」
「でも、猫が!」
「ほっとけ!大きな揺れがくる!!こんなところで津波がきたら終わりだ!!」


「だったら、子猫は!?猫ちゃん!!こっちに来て!!!!」




鉄の扉がガチガチとぶつかり合い、そしてバタンと閉まる音。まるで何かが遮断されたみたい。
真っ赤な、照明。

キムラとトモミも、1場の三人と同じように、不思議な世界へと飛ばされていきます。





さあ、いかがでしたでしょうか(^^)/
1場とはだいぶ雰囲気は違って車のシーンがほとんどで動きに派手さはないけれど、
二人の掛け合いが楽しい場面になりました~face02

写真載せながら、このときはこんな表情で話してたんだなーとかニヤニヤしちゃいました(笑)



長文になりましたが、ありがとうございました☆

次回は「2場と3場の間編」!!お楽しみに☆

団員あゆみでした~(^^)/~~~

  

2014年09月21日 Posted by ユニラビ at 18:52Comments(0)お芝居(演劇)

東京公演ご報告☆、一場と二場の間編

こんばんは~☆団員のりこです!

相変わらず歩みの遅い、ご報告です(笑)

お芝居を一本ご紹介しようと思うとすっごく長くなるんですね~~~~~~~~!
誰でしょうね、こんな企画を思いついたのは!?
誰でしょうね、「ラッキー☆アイランドをブログに載せておけよ~」って言ったのは!?

のりこ・・・・・・と思いきや、実は、団長しげさんなのですよ(笑)!

団長の想いを乗せて書き続けていきましょう。
そして、東京公演に来られなかった皆様のために、新しくなった「ラッキー☆アイランド」をお届けするためにキラキラ


さて、「一場と二場の間」編です。

前回、3兄妹が走りまくる一場をご紹介いたしました。

銀を追いかけてバリケードを開けようとしていたところに、余震、そして閃光。


(撮影・原節子)


その後、マリのみ舞台に残されます・・・・・・。

そして、

キ―――ン

という耳鳴りのような音とともに、ラッキードラゴン投影。




そして、ベンらしき男が上手から悩みながら登場。

この後は、音声のみです。

ベン「芸術が世界を救うことはできないのだろうか。」

マリ「さあ、どうでしょうか。」

ベン「僕の絵はフクシマにあるのだろうか。」

マリ「私、この絵を福島の美術館で見たと思います。」





そのまま、ベンはマリの前を通り過ぎ、下手へ・・・

そして、また

キ――ン

という耳鳴りのようなも音と共に、暗転・・・・・・。
そして二場へ。


という、抽象的なシーンでした。

ここに投影されている絵は、実際に福島県立美術館に所蔵されています。
のりこも見に行きました。

おっとと、そのことは、お芝居の後の方でまた触れるみたいです!
というわけで、この絵に関する詳しいお話はまた後ほど!


この後、のりこはやっと一旦はけられるのですが、その時に飲む水の美味しい事といったら・・・・・・(笑)

こうじろうは、この芝居の稽古と本番で6㎏痩せたそうですよ!!

皆さんもどうですか?
「ラッキー☆アイランド・ダイエット」
お芝居を一本公演するだけで、なんと6㎏も痩せられる!


のりこはちなみに、ストレスの過食があったらしく、2㎏しか痩せなかったみたいですよ!!
しかもその後、りばうんどしてるんじゃn


ということでww

続いての二場編は、二場に出演していた
トモミ役の亜由美が紹介してくれますface05

お楽しみに☆

団員のりこでした!
  

2014年09月20日 Posted by ユニラビ at 20:42Comments(0)

東京公演ご報告☆一場・2011年3月編

こんばんは~☆団員のりこです。

今回は、またがらりと変わった、一場・2011年3月編をご紹介したいと思います!

郡山公演・福岡公演では、麹箱を探すシーンから入った、この場面。
麹箱を見つけ、車のあるところまで戻る時に警察に見つかり、そこから警察たちと3兄妹が

西條秀樹・「激しい恋」

を歌い、踊りながら突破していく・・・・・・。


はい、ここまで全カット。


オープニングの


「今、何してるの?」

の後、

ノイズと激しいガイガーカウンターの音が入り、
「2011年 3月」と、映像が入ります。

そして、麹箱はすでに見つけてある状態で、3兄妹は走り出します!


(撮影・原節子)

西條秀樹の代わりにかかるMEは・・・・・・わが祖国 第6曲 ブラニークです。

前作「奥羽行進曲!」でもスメタナのわが祖国 モルダウ を使用しています。
作家がスメタナの何かに共鳴しているのでしょう。
スメタナは、「私の祖国が、私が本当の満足を得ることができる唯一の場所であると、心の中にしっかりと根付いている。」と語っています。
また、ブラニークとは中央ボヘミア州にある山で、ここにはフス派の戦士たちが眠っており、また讃美歌に歌われる聖ヴァーツラフの率いる戦士が眠るという伝説もある。伝説によれば、この戦士たちは国家が危機に直面した時、それを助けるために復活する。

わが祖国第6曲ブラニークを使いたいと言った演出のしげさんが、このことを役者たちに教えてくれました。
危機に直面した時、それを助けるために復活する
このモチーフは、3兄妹を描くものかもしれないし、「ラッキー☆アイランド」の根底に流れるものの一つかもしれないし、この後に出てくるもう一つの歌に関するものかもしれません。


さてここからは、台詞を交えながら一場をご紹介していきます!
衣装のイメージから、勝手に、
マリが赤
マモルが青
エミリが緑

で、台詞を書かせていただきます☆


3兄妹は、勇壮なブラニークが流れるなか走りだします。
それを追いかけるように警察車両のサイレン。

なんとか逃げ切って、麹箱奪還!!と思いきや、


目の前のバリケードに、マリが体当たり!

「何してるの!?」

と、マモルとエミリ。

「犬も連れて帰る!」
と、マリ。

そして、マリとエミリは協力してバリケードを開けます!


それを止めるマモル・・・・・・

ここで捕まっちゃダメなんだよ。いくつもの検問をやり過ごして、やっの思いで双葉に入って、自分の家に忍び込んで、ぐちゃぐちゃになった蔵から酵母のくっついてる麹箱をどうにか持ち出したんじゃないか。」

そしてまた警察のサイレン。隠れる3人。

「なんで、なんで・・・。ねえ、なんで、うちらが警察からこそこそしなきゃならないの・・・。原発から10㎞圏内のものは自分のものであっても持ち出しちゃいけないなんて誰が決めたの?
無理やりバスに乗せられて避難させられて『まだ家族が残っているんです』って言っても、『犬はダメだ』『動物はダメだ』って。

        
マリはゲートを抜け、また走り出します。愛犬・銀を捜すために。
エミリもそれに続き、

「避難所に着いたら隔離されてさ、ヨウ素剤飲まされてさ、副作用で顔パンパンに腫れてさ、検問の人が『もう家には帰れない』って、どういうこと?」




しかし、マモルはそれも止めようとします。避難所に帰る方向はそっちではないし、この妹たち二人をこれ以上高線量地帯に居させたくない。
二人を守るために走ります。

「とにかくここに麹箱はある。これを取り戻しただけでも上出来だ。」

それでも、走りながら、想いと言葉の交わしあい。

「見てよ、線量計、この数字、60マイクロシーベルトって。この数字が何を意味してるのかわからないけど、きっと危ないんでしょ、この数字。数字でしか感じられないの。銀はこういうとこに置き去りにされたの。ううん、私たちが置き去りにしたの。」

何度も通る警察。走りながら、何度も隠れる3人。立ちふさがるバリケード。。。




「ここ、どこ?知らない、こんなとこ。知らない、こんなゲート。知らない、こんなとこ・・・。知らないよ、かくれてこそこそ家に帰らなくちゃいけなくて、よく遊んだところにもいけなくて、大事な愛犬だって捜しちゃいけない。こんな世界知らないよ。認めたくないよ。あきらめたくないよ。」

そして、うち・・・立ち入り禁止になる前の家を思い出しながら、自分たちの居る場所を一つ一つ確かめ合う妹たち。
そんな妹2人を見て決心するマモル。

「麹箱取り戻しただけでビクビクしてられねえな。ぎ〜ん!今いくぞ〜!」
と絶叫!!

しかし、そこにまたもやサイレン!

「バカ兄貴!声でかい!」
と、兄を伏せさせるエミリ!

すると・・・・・・


(撮影・原節子)


お兄ちゃんの防護服のお尻破けた!一大事・・・・・・!

慌てる妹たち。と、マモル。

しかし、そもそもこの防護服というのは・・・と説明するマモル。

「これはね、紙じゃなくってさ、ポリエチレンの極細繊維が複雑に結合して何層にも重なっている布なんだよ。放射線そのものは通しちゃうけど、放射性物質は通さないから―
あのね、放射線が人体を通り抜ける時DNAを傷つけちゃうのね。で、その放射線を出す物質が、つまりセシウムとかプルトニウムとかがくっついちゃった塵とか埃とかが放射能を持つ物質ってことで、すくなくとこれはそういうものが表面にくっつくのを防ぐのが目的で―


じゃあ、気休めみたいなものじゃん!銀の毛皮にはきっと放射能いっぱいついてる!と、落ち込むマリ。

すると、



「あ、マリ、マリ、あれ!お前の好きなオリオン座。
でもってベルトの3星の剣のところがM78星雲。ああ、ウルトラマンのふるさと光の国ね。
そうさ、俺たちの危機には来るぞ我らのウルトラマン!」



危機に直面した時、それを助けるために復活する

それはマモルにとって、ウルトラマンだったのです!

すると、防護服ダンサーズがウルトラマンの歌を歌いながら登場!



そして、ウルトラマンとバルタン星人によって繰り広げられる闘い!


(撮影・原節子)

そして、ウルトラマンの勝利!シュワッチ!!


(撮影・原節子)


「ほんとにやってきてくれたらいいのにね。ウルトラマン。」

3兄妹が心からそう思います。すると・・・・・・

「来るわけないよ。」


一人の男がいいます。

「ウルトラマンは過ちを犯し続ける人類へのアンチテーゼ。彼が我々に託した思いは否定され続けている」

あんた、誰・・・?

「ウルトラマンに夢と希望を持ち続けているものさ。」

どういうこと?

「夢と希望を追い続けるって大変なんだよね。たいていの人は途中で捨てる。だから僕は今、こんな服装をしなければいけなくなった。」

そして、立ち去る謎の男・・・・・・。


(これは、今回増えた、象徴的なシーンです。
あのころ、3月12日、14日、それ以降。
ウルトラマンがやってきてくれればいなって本当に思った。

演出は、悔しそうに私たちにそう語りました。)



「あ〜あ、ゴジラの放射能でもオッケー!みたいな防護服あったらいいのにね。ゴジラってさ、アメリカの水爆実験で生まれたんだっけ?」

そのエミリの一言から、特撮オタク・マモルによるゴジラの解説が始まります!

「1954年、太平洋の真ん中でブラボーと名付けられた水爆が炸裂した。それは真っ赤な火の玉となり、おびただしい放射能を伴った牡丹雪のようなものを降らせた。それは海中で何万年も眠っていた伝説の怪獣を目覚めさせ、その放射能は怪獣を放射能を吐く化け物にしてしまった。」

その後の台詞を、台本のまま載せます

マリ    で、そのゴジラはどうなったの?
エミリ   ええ、お姉ちゃんゴジラとか興味あるんだ。
マモル  そりゃあ、福島県人だもん。興味あるよ。なにしろゴジラの生みの親である円谷英二さんは福島県出身だからね。
マリ    へえ、そうなの?
マモル  知らなかったの。
マリ    うん、何かの縁なのかな。
マモル  この辺が放射能だらけだから?
マリ    で、ゴジラはどうなったの?
マモル  あ、ゴジラはね、目覚めた太平洋の真ん中から東京を目指すんだ。
エミリ   東京に?
マモル  東京湾からあのテーマに乗って出現し、東京を放射能まみれにして破壊しまくるんだ。
エミリ   なんで?
マモル  科学やら経済の進歩に調子に乗った人類へ脅威を与えるためさ。
エミリ   人類への脅威か・・・。フクイチ・・・あそこだけ明るいね。
マリ    これからたっぷり味わえるかもね。

「300年続いた酒蔵を、こんな事故でなくしちゃだめだよな。」




(撮影・原節子)

その時、犬の遠吠えが聞こえてきます。


銀だ!と走り出すと同時に余震

マモル   余震だ!大きいぞ!車まで戻るぞ!
マリ    だめ!まだ銀が!
マモル  この辺まで津波が来てるんだ!早く!
マリ    あ!銀!
エミリ   え?
マリ    銀がいる!銀!銀!
           

(撮影・原節子)

マリ    こっちおいで!銀!
エミリ   マモル!思いっきり!
マモル  でも、逃げないと!


(撮影・原節子)

マリ    銀!どこに行くの!銀!戻って!こっちに来て!銀!!!!


           SE 犬の遠吠えとひときわ大きくなる余震
           SE 鉄の扉がガチガチとぶつかる音
           SE 扉が閉まる音。遮断。

           照明 閃光 CO


(撮影・原節子)



―――――――――――――――


これで、一場は終了!
この後三人は不思議な世界にとばされていきます・・・・・・。


長い文章を読んでくださってありがとうございました!

次は短いですよ~!
一場と二場の間編(笑)です!


ちなみにですが、このシーン、ダッシュで始まり、言葉の応酬&ダッシュ、そして情報の解説・・・・・・と、終わるころには三人とも汗だくです(笑)
Tシャツは絞れるくらい汗びっしょりになります。
のりことこうじろうは、稽古中、脱水症状で倒れました(笑)

だから、朝一からこのシーンの稽古はやめようっていったんだ(すみません、のりこのぼやきですww)


そして、書いてから気づいたのですが、衣装のカラーで台詞の色分けをしてみたけれど・・・・・・

まだ全員防護服きてるじゃん!!


全員、白いじゃん!

やってもうた・・・・・・のりこ、痛恨の手間とミス・・・・・・www

すみません、おそらく、3場の紹介の途中くらいで、やっと衣装が見えてくると思います・・・・・・。


次回は間違えないぞ~!

ここまで読んでくださってありがとうございます!

次回、「一場と二場の間編」をまたお楽しみに☆今度は短いですww

団員のりこでした☆  

2014年09月13日 Posted by ユニラビ at 20:26Comments(0)お芝居(演劇)

東京公演ご報告☆オープニング編

こんばんは~☆団員のりこです。

いよいよ(やっとww?)、本編に入っていきます。

2013年8月
郡山公演



2014年4月
福岡公演


を経て、「ラッキー☆アイランド」はどう変わっていったのか。そして、どう変わっていかなかったのか。

福島から離れて、福岡、東京と公演を重ねた私たちですが、やっぱり地元の方に観ていただけないのは寂しい!
というわけで、

東京公演を観に来てくださった方も、観に来られなかった方も、もう一度楽しんでいただけるように!
作品を、写真と台詞を交えながらご紹介させていただきます☆


さて、「ラッキー☆アイランド」東京公演のオープニングですが、郡山公演・福岡公演とガラリと変わりました。
前回はキャスト全員が出て、
「今、なにしてるの?」
の声とともに、絵をかいたり、マグロを捕ったり、放射線量を測ったりと全員でマイムをしました。

全カット。


前説で、地鳴りが鳴り響く中、団長しげさんが言いました。


(撮影・原節子)

「あの日、2時46分、今までに経験したことが無いような耳鳴りがした。キーンってなって、ゴオオオオオーってなって・・・・・・。
?なんだ、この記憶は・・・。」


ブレーカー落ちる
暗闇
ラジオから「I love you,Fukushima」が聞こえてくる
しげさん、ポケットからジッポライターを取りだし、点火
しげさんの周りだけが、ぼんやりと明るくなる

「忘れたい記憶・・・・・・。あの日みたいだ・・・・・・。」

ジッポライターをカチリと消す
音楽も消える
暗闇・・・・・・地鳴り、だんだんと遠くなっていく・・・・・・。


そうすると、優しい音楽と共に、柔らかい光が入ってきます。

舞台に居るのは3人。全員、防護服を着込んでいます。
その3人は、おそらく、マリとキムラとベンだと思われます。




立ち尽くすキムラに、マリがたずねます。

「今、何してるの?」



キムラは答えます。




「何もしていない。」

そして、立ち去るキムラ・・・・・・

(撮影・原節子)

マリは、キムラを一瞬追いますが、もう一人居ることに気づきます。
そして、たずねます。



「今、何してるの?」

ベンが答えます。

「絵を、描いているの。」

すると、そこに、一枚の絵が投影されます。



マリがたずねます。

「この絵は?」

ベンが優しく答えます。

「ラッキードラゴン。僕の描いた絵だ。」

マリが、「ラッキードラゴン・・・・・・」と復唱しているうちに、ベンも立ち去ります。

舞台に一人取り残されるマリ。
そしてマリは、そこにたくさんの意志があることに気づき、ゆっくりと客席にむかって歩きます。

そして、そこにあるたくさんの命にたずねます。



「今、何してるの?」

照明カットアウト
音響カットアウト


――――――――――――――――――

これが、東京公演のオープニングでした。

このオープニングは、最初から台本に書かれていたものではなく、稽古の途中で作家が変えていきました。

以前のバージョンよりシンプルかつ鮮烈になりました。作家の想いが月日や出来事の中で変わっていったのでしょう。

のりこはマリを演じていましたが、ここで

「今、何してるの?」

とたずねられたお客様はどう思ったのかなぁとすごく考えました。

「今、何してるの?何って、決まってるじゃねーか、お前らの芝居を観てるんだよ!」

普通そうおもわないかなぁwwっても思いました(笑)
そして、

じゃあ、どうか、最後まで観てやってください。

そう思いました。

「今、何してるの?」

これはこの芝居の全体、そして根底にあるものでした。



・・・・・・あなたは今、何をしていますか・・・・・・?





というわけで、ここからいきなり怒涛のシーンへと突入していきます!!

次回は、次のシーン、一場・2011年3月編をご紹介します!


それではお楽しみに!

団員のりこでした☆

  

2014年09月10日 Posted by ユニラビ at 19:20Comments(0)お芝居(演劇)

東京公演ご報告☆人物紹介編

こんにちは~、のりこです☆

更新が遅くなって申し訳ありません。画像のサイズを小さくするのに四苦八苦しておりました、完全なアナログ人間のりこです。
デジタル音源より、LPが好きな完全なアナログ人間のりこです。
テレビの録画を誰かに頼むときに
「その番組、ビデオ撮っておいて!」
と言ってしまうVHSなアナログ人間のりこです。

本当にすみません。

このブログを書くに当たり、「ラッキー☆アイランド」の作・演出そして劇団団長のしげさんが、

「台本、全部書いていいよ」

と、言ってくれたのですが・・・・・・

えっ?全部?写真UPしながら全部の台詞書くの?

と、むしろのりこが日和り、

データ送るからコピペすればいいんじゃない?ていうか今USBもってない?

と言われた意味を、カタカナと英語の言葉は全部分からない振りをして乗り切っているアナログ人間、のりこです。


台本を全部載せると、逆にわかりづらくなりそうなので、流れのわかりやすいところ、台本には載っていない裏ネタや、役者の諸事情をいれながら書いていきま~す☆


さてさて、開場編はお伝えしましたが、ここからは人物が出てきます。
というわけで、人物紹介です!


(撮影・原節子さま)

ベン (佐々木雅彦)
自称ベン どうやら絵描きのようらしい。なぜならいつも絵を描いているから。
出身も素性もなぜそこにいるのかも、今のところ全て不明。



(撮影・原節子さま)

マリ (鈴木紀子)
江戸時代から続く酒蔵の娘。原発事故により自宅、酒蔵が立ち入り禁止になる。
しかし、このまま放っておいたら、代々続く酒の酵母が死滅してしまうので、2011年3月、酵母奪還のために警戒区域に不法入域する。
不法入域のもう一つの理由は、無理やり避難させられた時、連れてくることのできなかった愛犬・銀を捜し、連れて帰るため。



(撮影・玉ちゃん)

マモル 写真中央 (高橋功次朗)
酒蔵の3兄妹の長男。同じく、酵母菌奪還のため2011年3月、警戒区域に不法入域。
ちょっとドジなところもあるけれど、決めるときは決めてくれるはず・・・・・・?な、お兄ちゃん。
いろんなことに造詣が深く、いろいろと語ってくれるが、内容はちょっとオタク気味。というか、特撮オタク。残念ながら、シャツはイン。




(撮影・玉ちゃん)

エミリ (青柳美希)
酒蔵の3兄弟の末っ子。同じく、酵母菌奪還のため2011年3月、警戒区域に不法入域。
末っ子らしく、ちゃっかり者だが、実は兄妹の中で一番しっかりしていると思われる。
年齢が一番若いため、放射能汚染を心配され、首からはガイガーカウンターをぶら下げさせられている。実は食いしん坊で、お洒落大好きなお年頃。




(撮影・玉ちゃん)

トモミ (竹内亜由美)
大都会衛星テレビの新人レポーター。今回(2014年8月)、憧れの上司キムラと、初の期間困難区域に入域。
自称東京生まれ、東京育ちのお嬢様。
芯の強い女性で、いろんなものをまっすぐ見ようとする。が、今回の取材ではなにやら挙動不椎なところも・・・・・・。実は特撮オタク。




(撮影・玉ちゃん)

キムラ (成田カイリ・友情出演)
大都会衛星テレビのディレクター。2011年3月の震災直後から、福島のレポートをずっと続けている、硬派な報道人。
とくに、江戸時代から300年続く酒蔵の3兄妹には、3年半密着取材を続けてきた。そして、長女マリに淡い・・・・・・いや深い恋心を抱くようになった。
今回の期間困難区域入域(2014年8月)も、その酒蔵の復興を取材するためで、3兄妹とはアポを取ってある。
ただ、期間困難区域の入域許可は、取っていない。




謎の生命体
 
姐さん(筧恵理奈・アクションクラブ)
妹分(小野晴香・アクションクラブ)

謎(有賀奈々子)


他、不気味な咆哮の謎の生き物




等が主なキャストです!


さあ、開場編と人物紹介がおわりましたので、次回はやっと本編に行きましょうね!

ちょっとその前に・・・・・・


(撮影・玉ちゃん)

めっちゃ緊張している音響・佐藤鎮大(ステージ・デザイン・サービス)と、
余裕の表情で開演を待つ照明・伊達孝志(ステージ・デザイン・サービス社長)です。

音響・照明も役者の一人!


さて、次回は、オープニング編です。

お楽しみに☆

団員のりこでした!  

2014年09月10日 Posted by ユニラビ at 16:34Comments(0)お芝居(演劇)

次の現場に向けて!










稽古、稽古、のユニット・ラビッツです。

こんにちは、のりこです。

先日の稽古風景です。

一枚目、猿の親子みたい(笑)
新入団員えんしょーさん(あだながまだ定まっていないのでのりこのお気に入りの呼び方で書きますww)の白髪を丹念にとる、新入団員こーたろー。

を、見守る、団員あゆか。

若いのに白髪あるのね……苦労してるの?えんしょーさん。。。


その後、怒涛の稽古。

実は劇団ユニット・ラビッツ、次の現場が決まったのです。

本公演は、2月11日ですが、
その前に急遽、公演の予定が入りました!
そのため、稽古、稽古、稽古!

次の公演の予定は、また随時UPしていきます!

今日も稽古だ頑張るぞ!

団員のりこでした(o^^o)
  

2014年09月05日 Posted by ユニラビ at 09:26Comments(0)

東京公演ご報告☆開場編

こんばんは~☆団員のりこです。

今日は、東京公演のご報告、「開場編」をお送りします!

会場は、Space早稲田。

受け付け開始は、開演1時間前。



こちらが受付ブースです。
流山児★事務所さまからお借りしました。
雰囲気がありますね~。
しかもどういうつくりなのか!?あっという間にできて、あっという間にコンパクトにたためます。

さすが、世界を旅する 流山児★事務所!


そして、開演30分前。

開場!!



福岡公演に続き、今回も開場整理の者は防護服着用です。

Space早稲田はお客様も照明も近いface05
熱気むんむんです。


今回は福岡公演からバージョンUP!

なんと、放射線量計測体験コーナーと、防護服試着体験コーナーがあります。



防護服を試着して写真を撮るお客様☆

あ、開場中はもちろん写真撮影OKです。今回もたくさんのお客様に防護服を着ていただいて、写真もたくさん撮りました☆
防護服を着たお客様の感想はのきなみ、

「暑い」

そうなんです。暑いんです。
これを着たら、冬でも、中はTシャツに短パンで調度いいくらい。
真夏の劇場で着たら暑いですww

私たちが着ているのは、デュポン社のタイベックソフトウェアⅢ型。通称タイベックスーツ。
実際に原発で作業する方々が着ているものです。

期間困難区域に入域する時も、タイベックスーツを着なければなりません。
ちなみに、郡山では普通にワークマンで購入できます。

そしてこれ、

使い捨てです。

そしてよく、

破れます。

のりこは、稽古中何枚破いたことか・・・ww

サイズですが、基本的に郡山のワークマンにはM~LLがおいてあります。
Sサイズは、ネット通販で買わなければなりません。

本当は、女性・子供にぴったりのはずのサイズ・・・・・・Sサイズ。

女性や子供が着なくてはならない状況が起こらないように祈るしかありません。

ちなみに、詳しくはこちらでww
http://tyvek.co.jp/pap/category/products/tyvek_softwear/

ちなみに、団員はSサイズが手に入らなかったので(ネット通販が少しお高めだったのでww)、M以上のサイズを着ていますw


放射線量計測体験コーナーもにぎわっています。




団長しげさんが、防護服やガイガーカウンターの話をしながら、会場をあたためます。



団員たちがお客様に配っているのは、福岡公演に続きまして、



開場係りの女子4人が、お客様に声をかけながら配っております。

「直ちに太らない飴ですicon06
「直ちに健康被害がおきないであろう飴ですicon06
「直ちに人体に影響のない飴ですicon06
「一気にものすごく食べると、肥満や虫歯の可能性はゼロとは言えませんicon06



福島でこれをやったら、この時点で席を立たれて帰られるお客様もいらっしゃるかと思います。

皆様、笑ってうけいれてくださってありがとうございます。


そして、開演時間。
しげさん「劇団ユニット・ラビッツ東京公演、ラッキー☆アイランド、まもなく開演です!」




と、ともに・・・地鳴り

慌てる開場係り。それに対してしげさんが、

「みんなちゃんと誘導して!これくらいの揺れだったら、大丈夫だから」

開場係り
「落ち着いて、行動してください」
「お席に着いたままで、安全が確認できるまでお待ちください」

そして、いつのまにかいなくなる開場係りの者たち。
舞台には、団長しげさん一人。

そしてますます大きくなる地鳴り・・・・・・。

しげさん「あの日、2時46分、今までに経験したことが無いような耳鳴りがした。キーンってなって、ゴゴゴゴオーってなって・・・。?なんだこの記憶は?」

ブレーカーが落ち、全ての明かりが消える。

しげさんは、ジッポライターをポケットから取り出して、点火する。
ほんのりと、その周りだけが明るくなる・・・・・・。

ラジオから聞こえてくる音楽。「I love you,Fukushima」

しげさん「忘れたい記憶・・・。あの日みたいだ・・・。」

地鳴り、大きくなり、しげさんはジッポライターをぱちりと閉じる。

暗闇・・・・・・


――――――――――――

ここまで!!「開場編」でした!

次からはお芝居の内容を始めから紹介しちゃいます!
写真たっぷりです!!

公演写真はたくさんあるのです☆

それでは次回の「東京公演ご報告」をお楽しみに!

団員のりこでした☆
  

2014年09月01日 Posted by ユニラビ at 18:18Comments(0)お芝居(演劇)