東京公演ご報告☆一場・2011年3月編
こんばんは~☆団員のりこです。
今回は、またがらりと変わった、一場・2011年3月編をご紹介したいと思います!
郡山公演・福岡公演では、麹箱を探すシーンから入った、この場面。
麹箱を見つけ、車のあるところまで戻る時に警察に見つかり、そこから警察たちと3兄妹が
西條秀樹・「激しい恋」
を歌い、踊りながら突破していく・・・・・・。
はい、ここまで全カット。
オープニングの

「今、何してるの?」
の後、
ノイズと激しいガイガーカウンターの音が入り、
「2011年 3月」と、映像が入ります。
そして、麹箱はすでに見つけてある状態で、3兄妹は走り出します!

(撮影・原節子)
西條秀樹の代わりにかかるMEは・・・・・・わが祖国 第6曲 ブラニークです。
前作「奥羽行進曲!」でもスメタナのわが祖国 モルダウ を使用しています。
作家がスメタナの何かに共鳴しているのでしょう。
スメタナは、「私の祖国が、私が本当の満足を得ることができる唯一の場所であると、心の中にしっかりと根付いている。」と語っています。
また、ブラニークとは中央ボヘミア州にある山で、ここにはフス派の戦士たちが眠っており、また讃美歌に歌われる聖ヴァーツラフの率いる戦士が眠るという伝説もある。伝説によれば、この戦士たちは国家が危機に直面した時、それを助けるために復活する。
わが祖国第6曲ブラニークを使いたいと言った演出のしげさんが、このことを役者たちに教えてくれました。
危機に直面した時、それを助けるために復活する
このモチーフは、3兄妹を描くものかもしれないし、「ラッキー☆アイランド」の根底に流れるものの一つかもしれないし、この後に出てくるもう一つの歌に関するものかもしれません。
さてここからは、台詞を交えながら一場をご紹介していきます!
衣装のイメージから、勝手に、
マリが赤
マモルが青
エミリが緑
で、台詞を書かせていただきます☆
3兄妹は、勇壮なブラニークが流れるなか走りだします。
それを追いかけるように警察車両のサイレン。
なんとか逃げ切って、麹箱奪還!!と思いきや、

目の前のバリケードに、マリが体当たり!
「何してるの!?」
と、マモルとエミリ。
「犬も連れて帰る!」
と、マリ。
そして、マリとエミリは協力してバリケードを開けます!

それを止めるマモル・・・・・・
「ここで捕まっちゃダメなんだよ。いくつもの検問をやり過ごして、やっの思いで双葉に入って、自分の家に忍び込んで、ぐちゃぐちゃになった蔵から酵母のくっついてる麹箱をどうにか持ち出したんじゃないか。」
そしてまた警察のサイレン。隠れる3人。
「なんで、なんで・・・。ねえ、なんで、うちらが警察からこそこそしなきゃならないの・・・。原発から10㎞圏内のものは自分のものであっても持ち出しちゃいけないなんて誰が決めたの?
無理やりバスに乗せられて避難させられて『まだ家族が残っているんです』って言っても、『犬はダメだ』『動物はダメだ』って。
マリはゲートを抜け、また走り出します。愛犬・銀を捜すために。
エミリもそれに続き、
「避難所に着いたら隔離されてさ、ヨウ素剤飲まされてさ、副作用で顔パンパンに腫れてさ、検問の人が『もう家には帰れない』って、どういうこと?」

しかし、マモルはそれも止めようとします。避難所に帰る方向はそっちではないし、この妹たち二人をこれ以上高線量地帯に居させたくない。
二人を守るために走ります。
「とにかくここに麹箱はある。これを取り戻しただけでも上出来だ。」
それでも、走りながら、想いと言葉の交わしあい。
「見てよ、線量計、この数字、60マイクロシーベルトって。この数字が何を意味してるのかわからないけど、きっと危ないんでしょ、この数字。数字でしか感じられないの。銀はこういうとこに置き去りにされたの。ううん、私たちが置き去りにしたの。」
何度も通る警察。走りながら、何度も隠れる3人。立ちふさがるバリケード。。。

「ここ、どこ?知らない、こんなとこ。知らない、こんなゲート。知らない、こんなとこ・・・。知らないよ、かくれてこそこそ家に帰らなくちゃいけなくて、よく遊んだところにもいけなくて、大事な愛犬だって捜しちゃいけない。こんな世界知らないよ。認めたくないよ。あきらめたくないよ。」
そして、うち・・・立ち入り禁止になる前の家を思い出しながら、自分たちの居る場所を一つ一つ確かめ合う妹たち。
そんな妹2人を見て決心するマモル。
「麹箱取り戻しただけでビクビクしてられねえな。ぎ〜ん!今いくぞ〜!」
と絶叫!!
しかし、そこにまたもやサイレン!
「バカ兄貴!声でかい!」
と、兄を伏せさせるエミリ!
すると・・・・・・

(撮影・原節子)
お兄ちゃんの防護服のお尻破けた!一大事・・・・・・!
慌てる妹たち。と、マモル。
しかし、そもそもこの防護服というのは・・・と説明するマモル。
「これはね、紙じゃなくってさ、ポリエチレンの極細繊維が複雑に結合して何層にも重なっている布なんだよ。放射線そのものは通しちゃうけど、放射性物質は通さないから―
あのね、放射線が人体を通り抜ける時DNAを傷つけちゃうのね。で、その放射線を出す物質が、つまりセシウムとかプルトニウムとかがくっついちゃった塵とか埃とかが放射能を持つ物質ってことで、すくなくとこれはそういうものが表面にくっつくのを防ぐのが目的で―
じゃあ、気休めみたいなものじゃん!銀の毛皮にはきっと放射能いっぱいついてる!と、落ち込むマリ。
すると、

「あ、マリ、マリ、あれ!お前の好きなオリオン座。
でもってベルトの3星の剣のところがM78星雲。ああ、ウルトラマンのふるさと光の国ね。
そうさ、俺たちの危機には来るぞ我らのウルトラマン!」
危機に直面した時、それを助けるために復活する
それはマモルにとって、ウルトラマンだったのです!
すると、防護服ダンサーズがウルトラマンの歌を歌いながら登場!

そして、ウルトラマンとバルタン星人によって繰り広げられる闘い!

(撮影・原節子)
そして、ウルトラマンの勝利!シュワッチ!!

(撮影・原節子)
「ほんとにやってきてくれたらいいのにね。ウルトラマン。」
3兄妹が心からそう思います。すると・・・・・・
「来るわけないよ。」

一人の男がいいます。
「ウルトラマンは過ちを犯し続ける人類へのアンチテーゼ。彼が我々に託した思いは否定され続けている」
あんた、誰・・・?
「ウルトラマンに夢と希望を持ち続けているものさ。」
どういうこと?
「夢と希望を追い続けるって大変なんだよね。たいていの人は途中で捨てる。だから僕は今、こんな服装をしなければいけなくなった。」
そして、立ち去る謎の男・・・・・・。
(これは、今回増えた、象徴的なシーンです。
あのころ、3月12日、14日、それ以降。
ウルトラマンがやってきてくれればいなって本当に思った。
演出は、悔しそうに私たちにそう語りました。)
「あ〜あ、ゴジラの放射能でもオッケー!みたいな防護服あったらいいのにね。ゴジラってさ、アメリカの水爆実験で生まれたんだっけ?」
そのエミリの一言から、特撮オタク・マモルによるゴジラの解説が始まります!
「1954年、太平洋の真ん中でブラボーと名付けられた水爆が炸裂した。それは真っ赤な火の玉となり、おびただしい放射能を伴った牡丹雪のようなものを降らせた。それは海中で何万年も眠っていた伝説の怪獣を目覚めさせ、その放射能は怪獣を放射能を吐く化け物にしてしまった。」
その後の台詞を、台本のまま載せます
マリ で、そのゴジラはどうなったの?
エミリ ええ、お姉ちゃんゴジラとか興味あるんだ。
マモル そりゃあ、福島県人だもん。興味あるよ。なにしろゴジラの生みの親である円谷英二さんは福島県出身だからね。
マリ へえ、そうなの?
マモル 知らなかったの。
マリ うん、何かの縁なのかな。
マモル この辺が放射能だらけだから?
マリ で、ゴジラはどうなったの?
マモル あ、ゴジラはね、目覚めた太平洋の真ん中から東京を目指すんだ。
エミリ 東京に?
マモル 東京湾からあのテーマに乗って出現し、東京を放射能まみれにして破壊しまくるんだ。
エミリ なんで?
マモル 科学やら経済の進歩に調子に乗った人類へ脅威を与えるためさ。
エミリ 人類への脅威か・・・。フクイチ・・・あそこだけ明るいね。
マリ これからたっぷり味わえるかもね。
「300年続いた酒蔵を、こんな事故でなくしちゃだめだよな。」

(撮影・原節子)
その時、犬の遠吠えが聞こえてきます。
銀だ!と走り出すと同時に余震
マモル 余震だ!大きいぞ!車まで戻るぞ!
マリ だめ!まだ銀が!
マモル この辺まで津波が来てるんだ!早く!
マリ あ!銀!
エミリ え?
マリ 銀がいる!銀!銀!

(撮影・原節子)
マリ こっちおいで!銀!
エミリ マモル!思いっきり!
マモル でも、逃げないと!

(撮影・原節子)
マリ 銀!どこに行くの!銀!戻って!こっちに来て!銀!!!!
SE 犬の遠吠えとひときわ大きくなる余震
SE 鉄の扉がガチガチとぶつかる音
SE 扉が閉まる音。遮断。
照明 閃光 CO

(撮影・原節子)
―――――――――――――――
これで、一場は終了!
この後三人は不思議な世界にとばされていきます・・・・・・。
長い文章を読んでくださってありがとうございました!
次は短いですよ~!
一場と二場の間編(笑)です!
ちなみにですが、このシーン、ダッシュで始まり、言葉の応酬&ダッシュ、そして情報の解説・・・・・・と、終わるころには三人とも汗だくです(笑)
Tシャツは絞れるくらい汗びっしょりになります。
のりことこうじろうは、稽古中、脱水症状で倒れました(笑)
だから、朝一からこのシーンの稽古はやめようっていったんだ(すみません、のりこのぼやきですww)
そして、書いてから気づいたのですが、衣装のカラーで台詞の色分けをしてみたけれど・・・・・・
まだ全員防護服きてるじゃん!!
全員、白いじゃん!
やってもうた・・・・・・のりこ、痛恨の手間とミス・・・・・・www
すみません、おそらく、3場の紹介の途中くらいで、やっと衣装が見えてくると思います・・・・・・。
次回は間違えないぞ~!
ここまで読んでくださってありがとうございます!
次回、「一場と二場の間編」をまたお楽しみに☆今度は短いですww
団員のりこでした☆
今回は、またがらりと変わった、一場・2011年3月編をご紹介したいと思います!
郡山公演・福岡公演では、麹箱を探すシーンから入った、この場面。
麹箱を見つけ、車のあるところまで戻る時に警察に見つかり、そこから警察たちと3兄妹が
西條秀樹・「激しい恋」
を歌い、踊りながら突破していく・・・・・・。
はい、ここまで全カット。
オープニングの

「今、何してるの?」
の後、
ノイズと激しいガイガーカウンターの音が入り、
「2011年 3月」と、映像が入ります。
そして、麹箱はすでに見つけてある状態で、3兄妹は走り出します!

(撮影・原節子)
西條秀樹の代わりにかかるMEは・・・・・・わが祖国 第6曲 ブラニークです。
前作「奥羽行進曲!」でもスメタナのわが祖国 モルダウ を使用しています。
作家がスメタナの何かに共鳴しているのでしょう。
スメタナは、「私の祖国が、私が本当の満足を得ることができる唯一の場所であると、心の中にしっかりと根付いている。」と語っています。
また、ブラニークとは中央ボヘミア州にある山で、ここにはフス派の戦士たちが眠っており、また讃美歌に歌われる聖ヴァーツラフの率いる戦士が眠るという伝説もある。伝説によれば、この戦士たちは国家が危機に直面した時、それを助けるために復活する。
わが祖国第6曲ブラニークを使いたいと言った演出のしげさんが、このことを役者たちに教えてくれました。
危機に直面した時、それを助けるために復活する
このモチーフは、3兄妹を描くものかもしれないし、「ラッキー☆アイランド」の根底に流れるものの一つかもしれないし、この後に出てくるもう一つの歌に関するものかもしれません。
さてここからは、台詞を交えながら一場をご紹介していきます!
衣装のイメージから、勝手に、
マリが赤
マモルが青
エミリが緑
で、台詞を書かせていただきます☆
3兄妹は、勇壮なブラニークが流れるなか走りだします。
それを追いかけるように警察車両のサイレン。
なんとか逃げ切って、麹箱奪還!!と思いきや、

目の前のバリケードに、マリが体当たり!
「何してるの!?」
と、マモルとエミリ。
「犬も連れて帰る!」
と、マリ。
そして、マリとエミリは協力してバリケードを開けます!

それを止めるマモル・・・・・・
「ここで捕まっちゃダメなんだよ。いくつもの検問をやり過ごして、やっの思いで双葉に入って、自分の家に忍び込んで、ぐちゃぐちゃになった蔵から酵母のくっついてる麹箱をどうにか持ち出したんじゃないか。」
そしてまた警察のサイレン。隠れる3人。
「なんで、なんで・・・。ねえ、なんで、うちらが警察からこそこそしなきゃならないの・・・。原発から10㎞圏内のものは自分のものであっても持ち出しちゃいけないなんて誰が決めたの?
無理やりバスに乗せられて避難させられて『まだ家族が残っているんです』って言っても、『犬はダメだ』『動物はダメだ』って。
マリはゲートを抜け、また走り出します。愛犬・銀を捜すために。
エミリもそれに続き、
「避難所に着いたら隔離されてさ、ヨウ素剤飲まされてさ、副作用で顔パンパンに腫れてさ、検問の人が『もう家には帰れない』って、どういうこと?」

しかし、マモルはそれも止めようとします。避難所に帰る方向はそっちではないし、この妹たち二人をこれ以上高線量地帯に居させたくない。
二人を守るために走ります。
「とにかくここに麹箱はある。これを取り戻しただけでも上出来だ。」
それでも、走りながら、想いと言葉の交わしあい。
「見てよ、線量計、この数字、60マイクロシーベルトって。この数字が何を意味してるのかわからないけど、きっと危ないんでしょ、この数字。数字でしか感じられないの。銀はこういうとこに置き去りにされたの。ううん、私たちが置き去りにしたの。」
何度も通る警察。走りながら、何度も隠れる3人。立ちふさがるバリケード。。。

「ここ、どこ?知らない、こんなとこ。知らない、こんなゲート。知らない、こんなとこ・・・。知らないよ、かくれてこそこそ家に帰らなくちゃいけなくて、よく遊んだところにもいけなくて、大事な愛犬だって捜しちゃいけない。こんな世界知らないよ。認めたくないよ。あきらめたくないよ。」
そして、うち・・・立ち入り禁止になる前の家を思い出しながら、自分たちの居る場所を一つ一つ確かめ合う妹たち。
そんな妹2人を見て決心するマモル。
「麹箱取り戻しただけでビクビクしてられねえな。ぎ〜ん!今いくぞ〜!」
と絶叫!!
しかし、そこにまたもやサイレン!
「バカ兄貴!声でかい!」
と、兄を伏せさせるエミリ!
すると・・・・・・

(撮影・原節子)
お兄ちゃんの防護服のお尻破けた!一大事・・・・・・!
慌てる妹たち。と、マモル。
しかし、そもそもこの防護服というのは・・・と説明するマモル。
「これはね、紙じゃなくってさ、ポリエチレンの極細繊維が複雑に結合して何層にも重なっている布なんだよ。放射線そのものは通しちゃうけど、放射性物質は通さないから―
あのね、放射線が人体を通り抜ける時DNAを傷つけちゃうのね。で、その放射線を出す物質が、つまりセシウムとかプルトニウムとかがくっついちゃった塵とか埃とかが放射能を持つ物質ってことで、すくなくとこれはそういうものが表面にくっつくのを防ぐのが目的で―
じゃあ、気休めみたいなものじゃん!銀の毛皮にはきっと放射能いっぱいついてる!と、落ち込むマリ。
すると、

「あ、マリ、マリ、あれ!お前の好きなオリオン座。
でもってベルトの3星の剣のところがM78星雲。ああ、ウルトラマンのふるさと光の国ね。
そうさ、俺たちの危機には来るぞ我らのウルトラマン!」
危機に直面した時、それを助けるために復活する
それはマモルにとって、ウルトラマンだったのです!
すると、防護服ダンサーズがウルトラマンの歌を歌いながら登場!

そして、ウルトラマンとバルタン星人によって繰り広げられる闘い!

(撮影・原節子)
そして、ウルトラマンの勝利!シュワッチ!!

(撮影・原節子)
「ほんとにやってきてくれたらいいのにね。ウルトラマン。」
3兄妹が心からそう思います。すると・・・・・・
「来るわけないよ。」

一人の男がいいます。
「ウルトラマンは過ちを犯し続ける人類へのアンチテーゼ。彼が我々に託した思いは否定され続けている」
あんた、誰・・・?
「ウルトラマンに夢と希望を持ち続けているものさ。」
どういうこと?
「夢と希望を追い続けるって大変なんだよね。たいていの人は途中で捨てる。だから僕は今、こんな服装をしなければいけなくなった。」
そして、立ち去る謎の男・・・・・・。
(これは、今回増えた、象徴的なシーンです。
あのころ、3月12日、14日、それ以降。
ウルトラマンがやってきてくれればいなって本当に思った。
演出は、悔しそうに私たちにそう語りました。)
「あ〜あ、ゴジラの放射能でもオッケー!みたいな防護服あったらいいのにね。ゴジラってさ、アメリカの水爆実験で生まれたんだっけ?」
そのエミリの一言から、特撮オタク・マモルによるゴジラの解説が始まります!
「1954年、太平洋の真ん中でブラボーと名付けられた水爆が炸裂した。それは真っ赤な火の玉となり、おびただしい放射能を伴った牡丹雪のようなものを降らせた。それは海中で何万年も眠っていた伝説の怪獣を目覚めさせ、その放射能は怪獣を放射能を吐く化け物にしてしまった。」
その後の台詞を、台本のまま載せます
マリ で、そのゴジラはどうなったの?
エミリ ええ、お姉ちゃんゴジラとか興味あるんだ。
マモル そりゃあ、福島県人だもん。興味あるよ。なにしろゴジラの生みの親である円谷英二さんは福島県出身だからね。
マリ へえ、そうなの?
マモル 知らなかったの。
マリ うん、何かの縁なのかな。
マモル この辺が放射能だらけだから?
マリ で、ゴジラはどうなったの?
マモル あ、ゴジラはね、目覚めた太平洋の真ん中から東京を目指すんだ。
エミリ 東京に?
マモル 東京湾からあのテーマに乗って出現し、東京を放射能まみれにして破壊しまくるんだ。
エミリ なんで?
マモル 科学やら経済の進歩に調子に乗った人類へ脅威を与えるためさ。
エミリ 人類への脅威か・・・。フクイチ・・・あそこだけ明るいね。
マリ これからたっぷり味わえるかもね。
「300年続いた酒蔵を、こんな事故でなくしちゃだめだよな。」

(撮影・原節子)
その時、犬の遠吠えが聞こえてきます。
銀だ!と走り出すと同時に余震
マモル 余震だ!大きいぞ!車まで戻るぞ!
マリ だめ!まだ銀が!
マモル この辺まで津波が来てるんだ!早く!
マリ あ!銀!
エミリ え?
マリ 銀がいる!銀!銀!

(撮影・原節子)
マリ こっちおいで!銀!
エミリ マモル!思いっきり!
マモル でも、逃げないと!

(撮影・原節子)
マリ 銀!どこに行くの!銀!戻って!こっちに来て!銀!!!!
SE 犬の遠吠えとひときわ大きくなる余震
SE 鉄の扉がガチガチとぶつかる音
SE 扉が閉まる音。遮断。
照明 閃光 CO

(撮影・原節子)
―――――――――――――――
これで、一場は終了!
この後三人は不思議な世界にとばされていきます・・・・・・。
長い文章を読んでくださってありがとうございました!
次は短いですよ~!
一場と二場の間編(笑)です!
ちなみにですが、このシーン、ダッシュで始まり、言葉の応酬&ダッシュ、そして情報の解説・・・・・・と、終わるころには三人とも汗だくです(笑)
Tシャツは絞れるくらい汗びっしょりになります。
のりことこうじろうは、稽古中、脱水症状で倒れました(笑)
だから、朝一からこのシーンの稽古はやめようっていったんだ(すみません、のりこのぼやきですww)
そして、書いてから気づいたのですが、衣装のカラーで台詞の色分けをしてみたけれど・・・・・・
まだ全員防護服きてるじゃん!!
全員、白いじゃん!
やってもうた・・・・・・のりこ、痛恨の手間とミス・・・・・・www
すみません、おそらく、3場の紹介の途中くらいで、やっと衣装が見えてくると思います・・・・・・。
次回は間違えないぞ~!
ここまで読んでくださってありがとうございます!
次回、「一場と二場の間編」をまたお楽しみに☆今度は短いですww
団員のりこでした☆