劇王東北代表決定戦開幕!

…開演は14時からですが(笑)

ユニラビ面子、とうとうやって来てました山形、山形市民会館。
東北全県から集まった劇団が、20分以内、キャスト3人以内という枠で競いあいます。

雪の山形。
ただいまリハーサルの真っ最中。
個性的な内容で一観客としても楽しみだったり。

まだまだ始まるまで時間があります。
迷ってる方はぜひおいでください!

写真は会館とみちのく王です♪  

2014年12月27日 Posted by ユニラビ at 11:08Comments(0)

劇王に向けて!












団長しげさんのFacebookより


劇団ユニット・ラビッツ

「それゆけスペルマン!
〜レミングの記憶〜」

劇王東北ブロック大会にて!
上演!!


フクシマをどう描くか。どう描くべきか。どうしたら描けるのか。

そしてフクシマの先にニッポンを描くには何をどうすれば、重ねてきた迷走。


全回の劇王では犬の目線でフクシマつめた。
犬だからこそ描けたものがある。


今回はスペルマンだ。スペルマンとは何か。スペルマンからフクシマを!ニッポンを!セカイを!いや、チキュウを描こうと思うのだ。


スペルマだからこそ見える風景たいのだ。
愛するチキュウを守る?


「それゆけスペルマン!〜レミングの記憶〜」  

2014年12月22日 Posted by ユニラビ at 22:19Comments(0)

劇王とは!?




今週末!劇王東北代表決定戦は、12月27日(土)の開催です。東北各県から9団体が、東北代表の座を賭けて出場。
審査員は、坂手洋二、マキノノゾミ、林海象。そして観客の皆さま。審査投票権付きのチケットは、前売¥1,000・当日¥1,500。
夜には「震災後の東北演劇を考える」と題したシンポジウムも開催します。
年の暮れではございますが、どうぞご来場ください。20分の短編9とご覧いただけます。そしてご投票もぜひ!


[日にち] 2014年12月27日(土)
[会場]  山形市民会館 小ホール

◎出場団体
[青森] 清水司/劇団SOUTHERN COMFORT『戯れ』
[岩手] 安保美沙/劇団しばいぬ『己第31325番』
[宮城] 文月奈緒子/『かいだん』
[秋田] 加賀屋淳之介/劇団ウィルパワー『この期に及んで』
[山形] 藤島翔晃/プリンに醤油『うさぎとロボ』
[山形] 伊藤穂/劇団のら『あか しろ きいろ』
[福島] 大信ペリカン/満塁鳥王一座『ウエストバージニア州立大学最期の学内放送』
[福島] 佐藤茂紀/劇団ユニット・ラビッツ『それゆけスペルマン!〜レミングの記憶〜』
[福島] 萩原宏紀/劇団球『冷蔵庫』

◎シンポジウム「震災後の東北演劇を考える」
震災から3年9ヶ月が過ぎ、演劇と、演劇を取り巻く章どのように変わり、また変わらなかったのか?震災直後と今で何が変化したのか? 東北各県の劇作家をパネラーに、東北演劇の現在ぶり出します。

◎お問合せ
エッグ・プロジェクト kykys26@yahoo.co.jp
 
主催:日本劇作家協会東北支部
後援:一般社団法人 日本劇作家協会

http://www.jpwa.org/main/activity/region/touhokumihonichi  

2014年12月22日 Posted by ユニラビ at 22:14Comments(0)

ユニラビ☆劇王東北大会へ!










こんばんは〜!団員のりこです(≧∇≦)

ユニラビは、絶賛稽古中ですよー!

なにせ、

12月27日に、劇王東北大会があるのです!

劇王とは
時間20分まで、役者3人まで
舞台装置はすぐに転換できるものだけ
という制限のなかで、面白さを競う、コンペ!!
審査員あり、観客投票あり、本来つけ難い点数や優劣をその場できめてしまうという、恐ろしい大会です。

一昨年、劇団ユニット・ラビッツは
「奥羽行進曲!」
で、福島県大会、東北大会を勝ち抜き、名古屋で行われた全国大会へと行きました。

さて、今回の作品は……!?

タイトルがすでにアレなのですが(笑)

「それゆけスペルマン!」
作・佐藤茂紀


……おいおい……
一昨年あんなにどストレートで真面目な
「奥羽行進曲!」
を演った劇団ですが、

今回は、
「それゆけスペルマン!」
\(//∇//)\

はい。真面目に練習しています(笑)

真実の愛を求めて、スペルマン達が歌い走り、汁…ごめんなさい、汗をかくお芝居です。

もう、本番一週間前を切りましたが、演出の団長しげさんは出張でいません(笑)

外国に発注した衣装は、ネットで見たものとなんだか違うものが届きました(笑)

負けるな!スペルマン!
頑張れ!スペルマン!

写真は、団長の代わりに演出を務める岩田。

そして、今回出演しませんがめちゃめちゃ頑張っている、新入団員、動くプロンプター、ITOです。

駆け抜けるぞ!スペルマン達!

団員のりこでした( ̄^ ̄)ゞ


  

2014年12月20日 Posted by ユニラビ at 21:47Comments(0)

元気な赤ちゃんを産んでほしい

団員のりこです~。

稽古風景をUPUPicon14

柔軟と筋トレもする、ユニラビ。

そのなかで、

「たしかこんなヨガのポーズありましたよね~」

と、団員あゆか。



おう、やわらかい。
きれいなポーズだなぁ。

でも実は
このポーズ、股関節の作りの問題で、女性はやりやすいけど、男性にとってはすごく難易度の高いポーズなんです。

だからね、
同じポーズをしてみようとした、先日「奥羽行進曲」でユニラビ舞台デビューを果たした新人野川くんがこれ。



いや、本気です(笑)本当なんですってww


しかし!!
その常識をくつがえす漢がいた!!


彼がユニラビ体験入団した時に、一緒にストレッチをした際、その股関節の柔軟性の高さに、のりこは恐れおののき、初めて会ってまだ10分なのに
「安産」
というあだ名を付けてしまった恐るべし男・・・・・・。

新人えんしょー君icon12



あっさり(笑)

・・・・・・恐ろしい子!!

男性にあるまじき(?)この骨盤と股関節の作りは、のりこが思うにとっても出産に適しているので、いずれは元気な赤ん坊を産んでほしいな、と陰ながら祈っております(笑)

そんなえんしょー君。
実はまもなくキャストで舞台デビューします!!


詳細はまたブログにて!!

この手足の長さと細さと関節の美しさに括目せよface08

団員のりこでした☆
  

2014年12月10日 Posted by ユニラビ at 13:45Comments(0)メンバー紹介

「東京公演ご報告☆変化したラスト編」

こんにちは~☆団員のりこです。

前回に引き続き!

東京公演で変化したラストシーンをご紹介いたします☆

作家もOKをだしてくれているので、全文UPします。
そのほうが、のりこの私的な感情等が入らず、皆様のイメージで読んでいただけるような気がしたからです。

写真ははさみます。


それでは、郡山公演・福岡公演と同じラストからお届けします。

マリ 銀!銀!頑張ったね!銀!みんなで一緒にお家に帰ろう!

   銀の遠吠え

マリ 銀?どこ行くの!こっち!

   ゴジラの咆哮再び

マモル ああ!フクイチの背後にゴジラ!
キムラ ああ!まずいぞ!えっと、たしか、あっちから651234(号機)だったよな。
マモル あのあたりは、4号機があったところだ!




   ゴジラの咆哮そして紙を丸める音

エミリ 踏みつぶした!
キムラ ええっと、ええと、4号機にはプルトニウムがあったはずだよな。
マモル そ、そ、そうかも。
マリ だめ!銀!そっちに行っちゃだめ!


   銀の遠吠え




エミリ ゴジラ、海に帰っていったんじゃなかったの?
トモミ あれはさっきのゴジラじゃない!
マリ  あ!ベンさん!ベンさんがゴジラの足元に!
マモル 東京はあっちって叫んでる!


   SE プチッ

マリ  え・・・。
キムラ ベン・・・。
マモル ああ!ダチョウタワーがゴジラの行く手にできあがった。
トモミ ダチョウはダチョウダチョウ。


   SE プチプチプチプチプチ

マモル ダチョウ・・・。
キムラ オリオンよせ!帰ってこい。
エミリ フラフラしてる。うまく走れてない。


   ゴジラの咆哮
   SE プチ、プチ

マモル 防護服用意しとけばよかった。
エミリ お兄ちゃん・・・。




   銀の遠吠え

マリ  もういいよ、銀、もういいから、もう飛ばないで・・・。
    ララララ、ララララ、ラララララ~ララ・・・


   静かに第9を歌うマリ
   全員がそれにともない歌いだす
   それはそれは静かに

トモミ 銀、飛んだ!が、跳躍に回転が加わらない。銀、空中で失速。
  
   歌がやむ
   SE プチ
   再び歌いだすマリ
   ひときわ大きいゴジラの咆哮

エミリ もう一匹現れた!
キムラ 何頭いやがるんだ。マリちゃん、ここから離れよう。
マリ  どこに?キムラさん。


   ゴジラの咆哮と地鳴り

トモミ 海から次々とゴジラが出てくるよ。
キムラ ゴジラに囲まれた。
マリ  ラッキーアイランドが見せてくれるこの風景。





マモル マリ、ここにいたら危ないぞ!
キムラ どうやらどこにも逃げ場なんかなさそうだぜ、バディ。
マリ  ほんと、なにしてくれてんのよ。ゴジラ!いい加減にしなさいよ!なんでそんなに生まれてくるのよ!
マモル うわっ!ゴジラの足の裏、でか!




マリ こっちだってただじゃ転ばないんだからね。
キムラ マリ!


    暗転

   『ラッキー☆アイランド』の歌が聞こえてくる

何かが生まれるにはすべて理由がある
何かが生まれるにはすべて理由がある


   明転



ゴジラはどうして生まれたの
人間の愚かさをたしなめるために
ラッキードラゴンはどうして生まれたの
未来を目撃するために




フクシマがカタカナのフクシマになる前に
フクシマがベクレる前に
ゴジラはずっと吠えていた
ガ、ガ、ガオーン
ガ、ガ、ガオーン
ガ、ガ、ガオンガオンガオン




フクシマがカタカナのフクシマになる前に
フクシマがエルゲラブになるまえに
ドラゴンはずっと吠えていた
ガ、ガ、ガオーン
ガ、ガ、ガオーン
ガ、ガ、ガオンガオンガオン




高濃度
汚染水
ホットスポット
42,195マイクロシーベルト
空間線量
きのこたけのこ
ベクレてる





こんな言葉聞いたことなかった
こんな言葉言ったことなかった
こんな言葉必要なかった












フクシマがカタカナのフクシマになった今
フクシマがこんな言葉を持った今
フクシマがこれから吠えていく




ガ、ガ、ガオーン
ガ、ガ、ガオーン
ガ、ガ、ガオンガオンガオン
ガ、ガ、ガオーン
ガ、ガ、ガオーン
ガ、ガ、ガオンガオンガオン、ガ、ガ、ガオンガオンガオン




   歌が終わり、全員が顔を見合わせ、一歩前に出ようとする瞬間
   暗転
   舞台に明かりがつくとすでに誰もいない
   第9がかすかに流れいてる

         了

―――――――――――――――――――


いかがだったでしょうか?東京公演のみのバージョンです。

歌は、
作詞・青木砂織 作曲・本田まこと
様が創ってくださいました。
振付・青木砂織
様です。

本当にたくさんのかたにお世話になった東京公演でした。
いっぱい泣きました。
いっぱい笑いました。
たくさんのお客様に囲まれて幸せな舞台、そして幸せな劇団だと思いました。


これからも、劇団ユニット・ラビッツ、ますます精進していく所存です。
どうぞこれからも劇団ユニット・ラビッツをよろしくお願いいたします!


ということで、東京公演のご報告はここまでとします。

スパートしちゃった内容が知りたい、
もう一回このお芝居を観たい、
再演希望、
等ございましたら、コメント、FB等にメッセージをお願いいたします。

長い記事と遅い歩みにお付き合いくださいまして本当にありがとうございました!
次回からは、告知や稽古の日々、そして公演情報等をUPしていきます!

どうぞ、お楽しみに☆

団員のりこでした!

  

2014年12月10日 Posted by ユニラビ at 13:14Comments(0)お芝居(演劇)

東京公演ご報告☆スパート!

こんにちは~☆のりこです。

放りっぱなしにしてしまっていた「東京公演ご報告」・・・・・・

申し訳ありませんでした!!

ここから、スパートをかけて皆様にご報告していきたいと思います☆


さて、前回、

2011年3月チームのマリ、マモル、エミリ

2014年8月チームのキムラ、トモミ

1954年からやってきたベン

という、3チームがとある島で合流しました。


始めはお互いの存在を怪しむ3チーム・・・・・・。




しかし、この島で起こる様々なおかしなことを共有するうちに、お互いの存在を認めていきます。

島で起こる謎の出来事!


人語を話し、アクション!アクション!と飛び跳ねる・・・・・・犬!に襲われるキムラ!
どうやら「プードル」!


新キャスト・ダチョウ!に襲われるマモル!
野生化したダチョウ!

・・・・・・そして、島にこだまする、得体のしれない怪物の咆哮・・・・・・。


そんな中、1954年の「今」と、2011年3月の「今」と、2014年8月の「今」が語られていきます。

もちろん、似ているところもあったり、決定的に違うところもあったりします。


その中の一コマ




マリ    連作ラッキードラゴン。そのストーリーは出港を控えた福竜丸が停泊する焼津漁港から始まった。
      そして23名は出航し、ビキニ諸島で被曝する。
      ラッキードラゴンは、事実を描くことでその真実と痛烈な思いを語りかけてくる作品。
      時も場所も越えた作品。その一つは福島にある。


ベン    フクシマというところに・・・。

トモミ   そんな原発の事故で、再びベンさんのラッキードラゴンも注目されるようになったの。

ベン    そうか、それじゃ、僕の絵が多くの人に見てもらえたんだね。

キムラ   ところがね、日本全国を廻ったあなたの展覧会は福島にだけは来なかった。

ベン    え、なぜだ?

キムラ   答えは簡単さ。
      フクシマに持っていけば放射能まみれになっちまうって、アメリカの美術館はOKを出さなかったせいさ。


ベン    ばかな! 僕は、僕ならそんな決定を許さない。
       放射能と、核と闘おうとした僕の絵は放射能に負けるのか。


トモミ   いいえ、放射能に負けたのじゃないわ。芸術の力も信じない作品をまるで宝飾品のように扱う人の心に負けたの。
      ベンさんの作品、すごく高い値が付けられているわ。宝物よ。


ベン    ふざけるな!宝物なんかじゃない

キムラ   ベン、信じられないかもしれないけど、世界はそんな風に動いているんだ。




ベン    僕は、芸術の力を信じて描いてきたんだ。
      真実をただ見つめて、作品に表現しようとしているんだ。
      世界に満ちた怒りを、悲しみを、描きたいだけだ。
      僕の絵に値がついたとしても変わる訳が無い。だから人はものを作り、文明を築き、戦争をし、それでも愚直に生きようとしているの      ではないのか。
      だからたとえその瞬間間違った道を歩んでいたとしても、小さな共感が道をただすこともあるのじゃないのか。
      それが芸術の力じゃないのか。
      人が芸術に値段だけを付ける世界だと、未来は・・・。未来はどうなっちまうんだ・・・。


キムラ   ベン、甘いんだよ。経済ってやつは芸術を凌駕するんだ。

マリ    いったいどんな世界になっているというの・・・。

キムラ   いや、世界はちっとも変わらなかった。
      僕たちの生活が変わっただけだった。



芸術は世界を変えることができるのか。
表現活動の根底にある問題を、震災そして原発事故後の福島をモデルにして語っていきます。



そして巨大な怪物の咆哮。その怪物とは・・・ゴジラ



キムラ   あなたは絵画という手段で、ゴジラは怪獣映画という手段でただの情報を越えるものを人の心に訴えようとした。ああ、過去形にしてしまったけれど、ベン シャーン、あなたはこれからラッキードラゴンという連作に挑む。が、しかし、第五福竜丸のこともあなたの絵のことも人は忘れ去り、福島の事故が起こる。
芸術が人の意識を変えることなど無かったということです。俺にはね、あのゴジラの鳴き声は自分の無力さを嘆いているように聞こえますよ。


ベン    君は何がいいたい。

キムラ   なんてことは無い。
      人は当事者であろうとはしない。当事者ではいたくないんだ。
      その心理が常に働き、ゴジラは正義の味方になり、あなたの絵はただの宝物となる。
      あなたのいう芸術なんぞ結局は人の心に響きはしないってことですよ。


マリ    違います。私にはそうは思えない。

芸術、当事者性などが、悔しく、悲しく、でもあきらめたくない気持ちで語られていきます。


そして、2011年3月まさに当事者だったマリの言葉を記したキムラの取材ノートを、エミリが読み上げていきます。



「地震と津波の日のこと。」
夢を見ているのかと思った。
まるでこんにゃくのように揺れるビル。
目の前で崩れる建物。勝手に動く車。
立ち上る砂埃。スパークする電線。
パニック映画のワンシーンか。冷静さを
欠いた頭では現実であることが受け止めきれない。
とにかく家に帰りたかった。
気を取り直してハンドルをしっかりと握る。
浪江町から双葉町へ抜ける旧道は壊滅していた。
警察官が海の方へ誘導するまま6号線に乗る。
しかし30分経っても1時間経っても車は一向に進まない。
車の窓を開けて微かに聞こえる防災無線に耳を傾けるが、何かを懸命に伝えているようだということしかわからない。
そして海からの風が今までに経験したことがない鼻を突く匂いを運んできた。唯一喩えるなら髪の毛を焼いたような、爪を焼いたような。たまらず窓を閉める。




海の方に真っ黒な煙のようなものが立ち上がっている。しかしそれが津波であったことに気づくのは後のことでした。なにしろ、津波の色が黒いなんて想像したことが無かったものですから。余震は何度も私の心を不安にさせた。脳裏によぎるのは家族が潰れた家の中で呻いている姿ばかり。早く帰らなくちゃ。
双葉から歩いて逃げてくる人たちに街の入り口が封鎖されていることを聞いた。動かない車列からはなれて一か八か脇道にそれてみることにした。
どうか通れますように。




マンホールが飛び出していたり、アスファルトが隆起していたりはしたが、どうにか走れた。
途中、ものすごい形相の東電の人たちと何度もすれ違う。
原発から、離れよう、離れようとしているように見える・・・・・・どうして??




そして、邂逅・・・・・・。

この島は、未来の福島の姿なのかもしれない・・・。
この世界の姿を見ることができて良かった。だって、これをみた私たちは、もう同じことを繰り返そうなんて思わないから。
違う未来を選べるから。

そして、ベンはこの島を「ラッキーアイランド」と名付けます。

舞台に居るすべての人たちがつながっていきます。


そこに!!

ゴジラの咆哮

しかも、ぼんやりとゴジラが向かう先に見えてきたのは・・・・・・

福島第一原発

フクイチを、ゴジラが襲おうとしている!!!


なんとかして、フクイチをゴジラの手から守らなければ、世界が再び放射能に覆われる!


それを阻止せんとさっそうと現れたのが、



プードル!そしてダチョウ!
昨日の敵は、今日の友。

犬軍団と、ダチョウは、ゴジラをやっつけるべくフクイチへと向かっていきます。

そして、その犬軍団を率いていたのは、3兄妹の愛犬・銀!
なんと銀も、このラッキーアイランドに飛ばされていたのです。


大型犬軍団、プードル軍団、ダチョウ軍団、連係プレイでゴジラと闘っていきます。

見守り、応援することしかできないニンゲン。。。




しかし、トモミがあることに気づきます。

プードルが闘いに赴く前、私たち人間に託していった謎のビン。その中に、楽譜が入っている!
そしてその楽譜は、ベートーベンの第9

どうやらその楽譜入りのビンは、プードルに代々伝わって来たもので、ニンゲンの匂いのするやつが現れたらそれを託せ、という言い伝えがあったそうなのです!


第9を歌う人間。

すると、犬やダチョウ達の攻撃に勢いが加わります。
そして、第9によって、人間は前向きに、そして強く応援することができます。

芸術は、決して無力なんかじゃない!

歓喜の歌。
歓喜の歌。
歓喜の歌。


そしてベンは、強く強く絵筆を滑らせます。

「僕たちには芸術の力がある!」

そして、絵がかきあがる!!
それがこちら!!




「東京はあっち→」

(正直なところ、これを東京でやるのは勇気がいりました。でも、東京のお客さんは笑ってくださいました)

それを見て、ハッとしてうなずくゴジラww
そして海に還って行くゴジラ。


大団円です!!

マリ    銀!銀!頑張ったね!銀!みんなで一緒にうちに帰ろう!

ワオ~~~ン!



・・・・・・・・・・・・・
と、ここまでが、郡山公演、そして福岡公演の終わり方でした。

しかし、東京公演では、ラストをガラリと変えました。

3年半。
お芝居を創り続けて来た。お芝居の力を信じて。
走って走って公演して公演して走って信じて信じて裏切られてそれでも信じたいと血を流し叫びながらお芝居を続けてきました。

・・・・・・いったい何が変わった・・・・・・?

相変わらず福島にはモニタリングポストが立ち、汚染水は流され、「安全説」と「危険説」両方が流れ、そして報道そのものが少なくなり、いつのまにかタブー視されるようになってきた福島。
問題は解決したかと思えばまた新たな問題が起き、住民の意識レベルでの摩擦も減ることなない。
擦り傷を毎日負うような生活。生活の中で常に選択を迫られる日常という非日常。

そう考えたとき、お芝居のラストは変わりました。


次回で、東京公演ご報告は最後です。

「東京公演ご報告☆変化したラスト編」

お楽しみに!!
団員のりこでした☆
  

2014年12月10日 Posted by ユニラビ at 11:49Comments(0)お芝居(演劇)