東京公演ご報告☆オープニング編
こんばんは~☆団員のりこです。
いよいよ(やっとww?)、本編に入っていきます。
2013年8月
郡山公演
2014年4月
福岡公演
を経て、「ラッキー☆アイランド」はどう変わっていったのか。そして、どう変わっていかなかったのか。
福島から離れて、福岡、東京と公演を重ねた私たちですが、やっぱり地元の方に観ていただけないのは寂しい!
というわけで、
東京公演を観に来てくださった方も、観に来られなかった方も、もう一度楽しんでいただけるように!
作品を、写真と台詞を交えながらご紹介させていただきます☆
さて、「ラッキー☆アイランド」東京公演のオープニングですが、郡山公演・福岡公演とガラリと変わりました。
前回はキャスト全員が出て、
「今、なにしてるの?」
の声とともに、絵をかいたり、マグロを捕ったり、放射線量を測ったりと全員でマイムをしました。
全カット。
前説で、地鳴りが鳴り響く中、団長しげさんが言いました。
(撮影・原節子)
「あの日、2時46分、今までに経験したことが無いような耳鳴りがした。キーンってなって、ゴオオオオオーってなって・・・・・・。
?なんだ、この記憶は・・・。」
ブレーカー落ちる
暗闇
ラジオから「I love you,Fukushima」が聞こえてくる
しげさん、ポケットからジッポライターを取りだし、点火
しげさんの周りだけが、ぼんやりと明るくなる
「忘れたい記憶・・・・・・。あの日みたいだ・・・・・・。」
ジッポライターをカチリと消す
音楽も消える
暗闇・・・・・・地鳴り、だんだんと遠くなっていく・・・・・・。
そうすると、優しい音楽と共に、柔らかい光が入ってきます。
舞台に居るのは3人。全員、防護服を着込んでいます。
その3人は、おそらく、マリとキムラとベンだと思われます。
立ち尽くすキムラに、マリがたずねます。
「今、何してるの?」
キムラは答えます。
「何もしていない。」
そして、立ち去るキムラ・・・・・・
(撮影・原節子)
マリは、キムラを一瞬追いますが、もう一人居ることに気づきます。
そして、たずねます。
「今、何してるの?」
ベンが答えます。
「絵を、描いているの。」
すると、そこに、一枚の絵が投影されます。
マリがたずねます。
「この絵は?」
ベンが優しく答えます。
「ラッキードラゴン。僕の描いた絵だ。」
マリが、「ラッキードラゴン・・・・・・」と復唱しているうちに、ベンも立ち去ります。
舞台に一人取り残されるマリ。
そしてマリは、そこにたくさんの意志があることに気づき、ゆっくりと客席にむかって歩きます。
そして、そこにあるたくさんの命にたずねます。
「今、何してるの?」
照明カットアウト
音響カットアウト
――――――――――――――――――
これが、東京公演のオープニングでした。
このオープニングは、最初から台本に書かれていたものではなく、稽古の途中で作家が変えていきました。
以前のバージョンよりシンプルかつ鮮烈になりました。作家の想いが月日や出来事の中で変わっていったのでしょう。
のりこはマリを演じていましたが、ここで
「今、何してるの?」
とたずねられたお客様はどう思ったのかなぁとすごく考えました。
「今、何してるの?何って、決まってるじゃねーか、お前らの芝居を観てるんだよ!」
普通そうおもわないかなぁwwっても思いました(笑)
そして、
じゃあ、どうか、最後まで観てやってください。
そう思いました。
「今、何してるの?」
これはこの芝居の全体、そして根底にあるものでした。
・・・・・・あなたは今、何をしていますか・・・・・・?
というわけで、ここからいきなり怒涛のシーンへと突入していきます!!
次回は、次のシーン、一場・2011年3月編をご紹介します!
それではお楽しみに!
団員のりこでした☆
いよいよ(やっとww?)、本編に入っていきます。
2013年8月
郡山公演
2014年4月
福岡公演
を経て、「ラッキー☆アイランド」はどう変わっていったのか。そして、どう変わっていかなかったのか。
福島から離れて、福岡、東京と公演を重ねた私たちですが、やっぱり地元の方に観ていただけないのは寂しい!
というわけで、
東京公演を観に来てくださった方も、観に来られなかった方も、もう一度楽しんでいただけるように!
作品を、写真と台詞を交えながらご紹介させていただきます☆
さて、「ラッキー☆アイランド」東京公演のオープニングですが、郡山公演・福岡公演とガラリと変わりました。
前回はキャスト全員が出て、
「今、なにしてるの?」
の声とともに、絵をかいたり、マグロを捕ったり、放射線量を測ったりと全員でマイムをしました。
全カット。
前説で、地鳴りが鳴り響く中、団長しげさんが言いました。
(撮影・原節子)
「あの日、2時46分、今までに経験したことが無いような耳鳴りがした。キーンってなって、ゴオオオオオーってなって・・・・・・。
?なんだ、この記憶は・・・。」
ブレーカー落ちる
暗闇
ラジオから「I love you,Fukushima」が聞こえてくる
しげさん、ポケットからジッポライターを取りだし、点火
しげさんの周りだけが、ぼんやりと明るくなる
「忘れたい記憶・・・・・・。あの日みたいだ・・・・・・。」
ジッポライターをカチリと消す
音楽も消える
暗闇・・・・・・地鳴り、だんだんと遠くなっていく・・・・・・。
そうすると、優しい音楽と共に、柔らかい光が入ってきます。
舞台に居るのは3人。全員、防護服を着込んでいます。
その3人は、おそらく、マリとキムラとベンだと思われます。
立ち尽くすキムラに、マリがたずねます。
「今、何してるの?」
キムラは答えます。
「何もしていない。」
そして、立ち去るキムラ・・・・・・
(撮影・原節子)
マリは、キムラを一瞬追いますが、もう一人居ることに気づきます。
そして、たずねます。
「今、何してるの?」
ベンが答えます。
「絵を、描いているの。」
すると、そこに、一枚の絵が投影されます。
マリがたずねます。
「この絵は?」
ベンが優しく答えます。
「ラッキードラゴン。僕の描いた絵だ。」
マリが、「ラッキードラゴン・・・・・・」と復唱しているうちに、ベンも立ち去ります。
舞台に一人取り残されるマリ。
そしてマリは、そこにたくさんの意志があることに気づき、ゆっくりと客席にむかって歩きます。
そして、そこにあるたくさんの命にたずねます。
「今、何してるの?」
照明カットアウト
音響カットアウト
――――――――――――――――――
これが、東京公演のオープニングでした。
このオープニングは、最初から台本に書かれていたものではなく、稽古の途中で作家が変えていきました。
以前のバージョンよりシンプルかつ鮮烈になりました。作家の想いが月日や出来事の中で変わっていったのでしょう。
のりこはマリを演じていましたが、ここで
「今、何してるの?」
とたずねられたお客様はどう思ったのかなぁとすごく考えました。
「今、何してるの?何って、決まってるじゃねーか、お前らの芝居を観てるんだよ!」
普通そうおもわないかなぁwwっても思いました(笑)
そして、
じゃあ、どうか、最後まで観てやってください。
そう思いました。
「今、何してるの?」
これはこの芝居の全体、そして根底にあるものでした。
・・・・・・あなたは今、何をしていますか・・・・・・?
というわけで、ここからいきなり怒涛のシーンへと突入していきます!!
次回は、次のシーン、一場・2011年3月編をご紹介します!
それではお楽しみに!
団員のりこでした☆