劇王の前にどうしても感じておきたかった事。

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昨日、警戒区域に入域。人の温度の消えた町並みはまるで巨大なジオラマのようだ。そのジオラマの中を往来する作業車や一時帰宅者の車の多さに違和感を覚える。ここは何なのだ。
福島第一原発が目前に迫る。線量計の数値は車内であるにも関わらず40マイクロシーベルトを容赦なく超える。しかし何の体感もない。器械のゲージがそれを示すのみだ。案内役をかってでてくれた双葉町のMさんが柿の種と歌舞伎あげ、それからガーナチョコレートをすすめてくれる。高線量の中でのおやつだ。
しばらく走るとごく普通の家の庭先に牛が居る。近づくと慌てて斜面を駆け上がり逃げていく。その俊敏に逃去る様子からは家畜であったという印象は遠い。
津波の傷跡の生々しい請戸地区では猫の親子が居た。やはり近づくと逃げる。まるでチーターのような走り方だ。子猫が居るところとは反対方向に大げさに走る。野生の本能なのだろう。もうよく知る猫ではないのかもしれない。
再び牛たちを発見。群れで暮らしているようだ。
そこにも新しい命がある。
命がある。



2013年01月20日 Posted byユニラビ at 15:37 │Comments(0)

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