朝日新聞 今村 修さまから感想をいただきました!

朝日新聞 今村 修さまから感想をいただきました!


今村さまのFB投稿より、抜粋


昨日の夜は福島の劇団ユニット・ラビッツの「ラッキー☆アイランド〜のこされ島奇譚〜」(作・演出=佐藤茂紀、監修=和田喜夫)@Space早稲田。これまた、福島の思いがギュッと詰まった、それでいて生硬でない、見応えのある舞台。

2011年の原発事故直後、実家に残された酒の酵母と飼い犬を取り戻すため、に帰還困難区域に忍び込んだ作り酒屋の3兄妹(高橋巧次朗、鈴木紀子、青柳美希)。
2014年夏、「フクシマの今」を取材しようと現地に乗り込んだ記者(成田浬)と新人リポーター(竹内亜由美)。
そして、第五福竜丸をテーマにした連作などで知られ、1954年にマーシャル諸島に向かった画家ベン・シャーン(佐々木雅彦)。

この6人がなぜか、時間も空間も超えて奇妙な島に集まってしまう。

人語をしゃべる野生のプードルやダチョウが走り回り、ゴジラのような巨大な咆哮が絶えず聞こえてくるこの場所で、彼らが見、考えたこととは?……。

事故から3年、すでのそんなことは無かったかのように経済活動に邁進するこの国の日常から、遠く取り残された原発被災地。
その偽りない現実や思いを背景に、ドラマはゴジラを軸とした一種の寓話として演じられる。

人類の味方となる前の1954年のゴジラはなぜ生まれ、なぜ東京湾に向かったのか? そしてその後ゴジラは? ゴジラの変容に文明批判を重ねつつ、科学と経済に偏りすぎた世界に対抗する術を探っていく。

題材が題材だけに、説明的なセリフの多さが目に付くが、ウルトラマンシリーズや懐かしの犬マンガ「銀牙〜流れ星 銀」からの多彩な引用、歌やダンスも交えて、大きく深い問題を肩肘張らず差し出してくる柔軟さが頼もしい。
俳優陣も個性豊かでなかなかに魅力的だ。この舞台が金〜日の4ステージ限りということをつくづく勿体なく思うと同時に、その数少ない上演に出会えた幸福を思った。(敬称略)





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今村さま、本当にありがとうございました!!
私たちも、もっともっとたくさん上演したかったです。
しかし、劇団の最大限の頑張りをもっても、今は4ステージ。
もっともっと力をつけて、また必ず東京に還って行きます!!!

数少ない上演に来てくださった、今村さまとの出会いに感謝です!本当にありがとうございました!

団員 のりこ



2014年08月16日 Posted byユニラビ at 18:11 │Comments(0)

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